この記事では、背中にできるブツブツ跡の正体とできる原因についてまとめています。
更に、記事の後半ではぶつぶつ跡を悪化させないための対処法や皮膚科に行くべきなのか?について簡潔にまとめたので、是非最後までお読みください。
背中のぶつぶつ跡の正体とその原因は?
私は現在、ダイエット目的と言うよりは、体の柔軟性UPのため月に2~3回ヨガ教室に通っています。
本当は最低でも週1くらいで顔を出したいのですが、仕事の他に今年は子供の学校の役員やら何やらで頻繁には行けてません。
最悪だと、3週間近く間が空いてしまうので、毎回ヨガに行った次の日には筋肉痛と闘っています^^;
で、先日そのヨガ教室に久々に行ったとき、
あれ?この人の背中って、前からこんなブツブツあったっけ?
とビックリしたことがあったんです。
背中って普通に暮らしていると、自分で自分の背中がどうなっているのか気にしないですよね。
そのぶつぶつ跡になっていた方は、自分で気付いていたかどうかまでは分からず、しかもそこまで仲良いというわけではなかったので、
「背中にブツブツできてるけど…どうしたの?」
と指摘してあげることが結局できませんでした。
痛そうにしている様子がなかったので、深刻ではなさそうなものの、ふと自分は大丈夫だろうか?と気になって、家に帰ってすぐお風呂場で自分の背中を確認しました。
結果はセーフ・・・。
でも、見えない部分だから、ちゃんと対処法など確認しておこうと痛感しました。
ということで、先に対処法と行きたいところですが、敵を知らずは何とやら・・・で、まずは背中のぶつぶつ跡の正体についてしっかり整理して行きましょう!
背中のぶつぶつ跡の正体
背中にできる「赤いぶつぶつの正体」に関してですが、ほぼ十中八九
- 「あせも」
- 「ニキビ」
のどちらかになります。
ここで100%どちらか・・・と言えないのは、他に「カビ菌」である可能性もあるからです。
ところで、「あせも」と「ニキビ」の見分ける方法としては
で判断できます。
すなわち、
- 炎症が毛穴だけに起きている?⇒ ニキビ
- 肌全面で起きている?⇒ あせも
となるんです。
しかし、「ニキビ(アクネ菌)」と「カビ菌(マラセチア菌)」は同じ毛穴のトラブルであるため、実際には見分けは難しいと言われています。
だから先程「十中八九」という言葉を使いました。
区別が付かなくてやっかいですけど、どちらにしても同じような対策となるので、この先はほぼ同じものと認識して話を進めますね。
一般的に、このカビ菌による肌トラブルは「マラセチア毛包炎」と呼ばれています。
カビ菌と言われて何だか「うわぁっ!」となってしまいますが、何と「あせも」も黄色ブドウ球菌という菌なんですっ!
恥ずかしながら私は今まで知りませんでした・・・
ということで、
ことがわかりました。
では、その背中のブツブツができる原因は何なのでしょう?
背中にぶつぶつ跡ができる原因
ここでは、
- 「あせも」
- 「ニキビ」
- 「マラセチア毛包炎」
のそれぞれに分けて、その原因を整理してみます。
「あせも」
あせもは私たちの汗をエサとする・・・
黄色ブドウ球菌の増殖
がそもそもの原因です。
よって「あせも」と言われるものは、
を指します。
あせもができると痒くてつい掻いてしまいますが、そうすると黄色ブドウ球菌が更に増殖することになって余計拡がってしまいます。
その掻いた手で、別な部分を触るといわゆる「トビヒ」となる可能性があるので要注意です。
「ニキビ」
ニキビに関しては背中であろうが、顔など他の部分であろうが、原因は同じです。
何らかの理由で毛穴に皮脂が溜まると、その溜まった皮脂をエサにしたアクネ菌が毛穴の奥で増殖した結果
がニキビになります。
同じニキビでも背中ニキビが厄介なのが、悪化するまで気付かないということ。
痒いと思ったときには慢性化している恐れがあります。
背中だけにまさにゾッとしますね。
「マラセチア毛包炎」
マラセチアとは、私たちの周りにある常在菌で、どこにでもいるカビの1種です。
発生原因はニキビとほぼ同じで、この
マラセチア菌が毛穴の奥で異常繁殖して炎症を引き起こした結果
になります。
また、マラセチア菌が皮脂を分解してできる代謝物も原因の1つと考えられます。
いずれにしても、
だということですね。
背中のぶつぶつ跡の対処法は?
ここまで、背中のぶつぶつ跡の原因を色々見てきました。
でも一番の理想は、
ですよね、やっぱり。
そこで、今度は、ぶつぶつ跡を悪化させない対処方法について見ていきましょう!
背中のぶつぶつを悪化させない4つの対処方法
できてしまったものは仕方ありません。
大事なのは悪化させないことです。
背中にできたブツブツを跡に残さないようにするには、
ことが大前提になります。
では具体的にどうするか?ってことになりますが、主な4つの方法を以下にまとめていきますね。
1.体は固形石鹸で洗う
恐らく多くの方はボディソープを使用されていらっしゃると思います。
ところが、このボディソープ、洗った後しっとりするように油分が多めに配合されている製品がほとんど。
もし洗い流しが不十分だったりすると、その油分が肌に残ることになり悪化させてしまう恐れがあります。
ですので、なるべくボディソープの使用は控えましょう。
できれば、普段から
ところです。
私も現在、将来的に加齢臭も気になってくるかも・・・と、背中ニキビ用途だけではなくて全身に使える「Non A」という商品を使ってますが、泡立ちも良く柔らかくて、洗い心地もスッキリしてるし、良い感じですよ♪
2.柔らかいタオルで洗う
容易に想像できるかと思いますが、体を洗うときは柔らかい綿素材のタオルを使いましょう。
また、いくら柔らかい素材とは言え、ゴシゴシ洗ってしまうと摩擦によって悪化させてしまいます。
色素沈着の原因にも繋がりますので、
ように気を付けましょう。
なお、
すすぎ残しがないようによく洗い流す
ことも忘れずに!
シャンプーのすすぎ残しにも十分注意です。
3.背中に直接触れる衣類は綿素材にする
化学繊維系の素材は肌への刺激が大きくなります。
特に背中に直接触れるインナーは吸湿性を備えた柔らかい綿素材のものを選びましょう。
4.ホルモンバランスに気を配る
ホルモンバランスが崩れると体内の皮脂分泌量に影響を与える黄体ホルモンの分泌が促進されてしまいます。
そうなると背中に限らず、ニキビができる可能性が大きくなり、悪化や再発に繋がり兼ねません。
背中って実は体の中で顔と頭の次に皮脂腺が多い箇所なんだとか。
これは要注意ですよね。
そもそも、ホルモンバランスが乱れる原因は、
- 睡眠不足
- 過度のストレス
- 生理
などの影響が大きいです。
ですから、
- きちんと睡眠時間を6時間以上確保する
- 糖質と脂質を抑えた食事を心掛ける
- ストレスを溜めこまない
ことに気を配っていきましょう。
以上、背中のぶつぶつ跡を悪化させないための4つの方法についてお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
本来は、背中にぶつぶつを作らないことが大事ですが、ここで挙げた4つの方法というのは、そのまま予防にも繋がりますので、ぜひ取り入れてみてくださいね♪
やっぱり皮膚科に行くべき?
背中のぶつぶつがニキビっぽくない場合や、上記で挙げた対処方法でもなかなか改善しない場合には、やはり皮膚科に行って診てもらうことをオススメします。
皮膚科に行けば、できたブツブツが
- 「あせも」
- 「ニキビ」
- 「マラセチア毛包炎」
の何れかなのかの判断もしてくれます。
その上で、酷くならない内に適切な治療を選択できる…これ以上に安心なことはありません。
専門医に診てもらうことで、ニキビができにくい肌になることもできますし、何と言っても
です。
治りにくい皮膚の炎症かもしれないと思ったら、手遅れにならない内になるべく早く皮膚科を受診しましょう。
初期のニキビならほとんど心配いりませんが、炎症を起こすと治癒した後に今度は色素沈着やクレーター状に跡が残る可能性がグンと大きくなるそうです。
いかに早めに対処することが大切か・・・ということですね。
ちなみに皮膚科での代表的な治療は、
- 塗り薬・内服薬などの薬での治療
- ピーリング
- レーザー治療
- イオン導入
- ホルモン療法
- 抗生物質投与
など…実にさまざま。
ところが、保険が効く場合はそれほど費用は掛かりませんが、代表的なピーリングやレーザー治療などは保険適用外となり、自費での治療となってしまうのがネックなんですよね。
しかし、確実に!最短で!綺麗な背中を手に入れるためには選択の余地はなさそうです。
それと!
背中のぶつぶつ跡がなかなか治らないケースには、体質的な毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という皮膚炎の可能性もあるそうです。
別名を毛孔性角化症(もうこうせいかくかしょう)とも言って、遺伝することもある皮膚病の一種です。
皮膚病となると、もはや自分では手に負えません。
今はそんな皮膚病でもレーザーなどでの完治が可能なので、専門医に任せるのが一番。
ただ、同じ皮膚科でも専門的な治療を確実に受けたいのであれば美容皮膚科にすべきです。
一般的な皮膚科だと、その専門的な治療が受けられない可能性もあるそうなので。
よって、綺麗な背中を手に入れるための一番の近道は美容皮膚科と言えます。
たとえ著しい症状でなくても、いざというときのために、頼れる専門医を見つけておくのが賢明かもしれません!
「背中のぶつぶつ跡」まとめ
ここまで「背中のぶつぶつ跡」に対して原因や対処法をご紹介してきました。
でも、一番大事なのは
コレですね。
病気でも何でも早期発見が鉄則です。
これから毎日、鏡による背中チェックを習慣化していきましょう。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。