重ね着は見て目で選んだり、防寒のためにはヒートティックさえ着ればいいだろうと私は思っていました。
しかし、周りの友人たちから聞いた話やネット上の情報を見る限り、もっと奥深い物であると実感しています。
その代表格が「重ね着の着る順番」。
この着る順番が違うだけで、動きやすさや防寒性に大きな差が出るんです。
この記事では、重ね着の順番の重要性…更には上下半身別およびメンズ・レディース別のコツについてまとめました。
防寒のための重ね着の仕方で順番が大事な理由
重ね着は「防寒」の基本のキだと思うんですけど、実は着る順番がとっても重要です。
と言うのも、
という悪循環になり、防寒という面では逆効果になってしまうからなんですよ。
その注意点を踏まえ、保温性と動きやすさを確保するために重ね着する順番に注意しなければなりません。
最近はヒーター付のベストとか一部職種な製品も販売されてますが、そもそも、一般的には服が熱を発してくれるわけではありません。
ということは…
セーターやニットは、服の素材に隙間があり、空気をたくさん含むことができるため体からの熱の影響を受けやすく暖かくなり易いんです。
ですが、逆に空気が押し出されて逃げてしまうというデメリットも同時に存在します。
よって、このようなデメリットとメリットを知り弱点を補うように重ね着をすることで防寒になりますよね!
それでは、そんな重ね着の順番を中心にした「重ね着のコツ」について見て行きましょう。
重ね着による防寒対策のコツ【上半身編】
まずは上半身から見て行きます。
とは言え、制限なく何枚も重ね着をすれば動きやすさが失われますよね。
ということで、十分に動ける範囲である「アウターも入れて4枚の重ね着をする場合」の暖かくするコツにということで見て行きます。
重ね着1枚目:下着・肌着
まず、下着・肌着です。
地肌に当たる部分なので、体を締め付けすぎないでピッタリとフィットするものを選ぶのがポイント。
そして、上手な重ね着の仕方として以下の条件で選びます。
- 伸縮性があり肌にフィットすること
- 速乾性があること
- 保温性があること
- 吸水性があること
この4つの特徴をすべて満たすもの…それは機能性インナーと呼ばれるものです。
その代表格がヒートテック。
ヒートテックといえばユニクロのイメージがありますよね。
他には
- イオンの「極ふわっと」
- しまむらの「発熱インナー」
- グンゼの「柔らか暖か」
なども当てはまります!
1枚目はヒートテック…これは容易にイメージできたのではないでしょうか。
重ね着2枚目:インナー①
続いて下着の・肌着の上に着る2枚目は、ウールや裏起毛を使用したインナーを選びましょう。
血行が悪くならないようにほどよくゆったりしたものを選ぶ
のがポイント。
ヒートテックなどの機能性インナーを二枚重ねしたい場合は、2枚目のインナーには少し大きめのサイズを選ぶと良いです。
理由は、同じサイズのものだと空気の層がつぶれてしまい、意味がなくなるから。
2枚目には程よいゆとりを持たせるのがより暖かくするポイントになります。
重ね着3枚目:インナー②
3枚目は、空気をたくさん含むものがよく、
- フリース
- ニット
- スウェット
これら3つのうちのどれかをチョイスします。
また、3枚目はアウターを脱いだら見えてしまうので、ある程度のファッション性にも気を配りながら選びましょう。
空気の層を増やすには、あまり目の詰まっていないウールのセーターなどがベスト。
もしユニクロで揃えたいなら、このプルオーバーフリースが良いと思います。
着こなしやすいアイテムは多いのでファッション性重視で楽しんじゃいましょう。
重ね着4枚目:アウター
最後、4枚目はアウターです。
アウターのポイントは以下3点。
- 裏地があること
- 風を通しにくいこと
- 生地の織りが密であること
この3点は欠かせなくて、更にお尻までスッポリ隠れるものだと尚良し。
ダウンジャケットやコートでも、ロングタイプを選ぶといいですね。
個人的にオススメはメイドインジャパン品質の「水沢ダウン」。
冬季オリンピックの日本代表ユニになったこともあり、防寒性能はホンと凄いんですよ~
嘘だと思われるかもしれませんが、歩いてるだけで化rだの熱でポカポカしてきます。
そのまま満員電車になると汗が出て来ちゃうので、私は電車などに乗るときはファスナーをワザと下ろしてるんですが、ホンとその位暖かいです。
マフラーも必要ないので大雪などよっぽどの時を除いてはしなくなりましたし…。
ただその分、良い値段するんですよね~
でも…何年も着る!という覚悟で購入して正解でした♪
重ね着による防寒対策のコツ【下半身編】
続いて下半身の重ね着についてです。
下半身については、コツという程の情報はありません。
動きやすさを重視して重ね着しても2枚までくらいが妥当な範囲だと思います。
具体的には下着の上にレギンス(orタイツorトレンカ)、フリースパンツ、裏起毛のパンツなどを重ねると暖かいですね。
ただ特に下半身の重ね着のコツは無いと書きましたが、注意点が1つ。
それは…
ということ。
よく、
3つの首を冷やさないことが大切
と言われるくらいなので、足首保護のために靴下も重ね着して万全を期したいところなんですが、2枚重ねして足が凄いむくんだりするようなら、血行の方を優先させましょう。
レディースとメンズで重ね着のコツは違う?
結論から言うと、レディースとメンズでコレと言ったコツの違いはありません。
ですが、女性の方が冷えやすいので特に3つの首に重点をおいて選ぶといいと思います!
3つの首とは…そう!「首・手首・足首」ですね。
この3つの首が冷えると動脈を流れる血液も冷やすことになり、冷えた血液が全身を巡ることに!
重ね着にプラスして、マフラーや手袋も使い防寒対策をしましょう。
【番外編】ユニクロのヒートテック比較
番外編として、最後にユニクロのヒートテックを比較します。
ヒートテックは年々改良されて行きつつ、種類も増えて行ってるので、是非参考にしてくださいね。
ヒートテッククルーネックT
・薄くて軽くて暖かい
・ドライ機能で汗を吸収し、素早く乾くから蒸れにくい
・極細繊維によるなめらかな肌触り
・細菌の繁殖の抑制などで、ニオイの発生を抑える
引用元:ユニクロ公式HP
ヒートテックコットン
・通常のヒートテックの約1.5倍の暖かさ
・100%コットン使用で優しい肌触り
・インナーとしてだけでなく、レイヤードとしても使える
引用元:ユニクロ公式HP
ヒートテックウルトラウォーム
・ヒートテックの中で一番暖かい
・通常のヒートテックの約2.25倍の暖かさ
・裏面起毛が気持ちよい肌触り
・タートルネックもある
引用元:ユニクロ公式HP
私のような寒さに弱い人間にはヒートテックウルトラウォームの一択なんですが、肌が荒れやすい場合には新登場したヒートテックコットンも魅力的ですよね!
ヒートテックの寿命は1年とも聞くんですが、その質問を店員さんにぶつけてみたところ、実際は明確な寿命はないとのことです。
ですが、私のようにヘビロテする場合は、年々性能がアップしていることもあって、毎年買い換えるのがベスト…と個人的には思ってます。
いつも3枚は買ってローテーションさせてるんですが、防寒アイテムとしてはとっても重宝してるのでコスパとしては悪くないですよ。
「防寒のための重ね着の順番」まとめ
以上、防寒対策の1つである重ね着の仕方について、特に順番は大事だよ~という話をしてきました。
おさらいすると、ポイントは…
- 体が生み出した熱を保温することが、暖かさに直結する。
- 重ね着1枚目にはヒートテックなどの機能性インナーを選ぶ
- 重ね着2枚目は血行が悪くならないようにほどよくゆったりしたものを選ぶ
- 重ね着3枚目は空気の層をたくさん含んだフリースやニットを選ぶ
- 重ね着4枚目は裏地があって風を通しにくいような生地の織りが密であるものを選ぶ
ということでしたね。
年々寒さも厳しくなってきて、私が住んでる横浜も1度は雪が降るのが当たり前になってきた感があります。
体の冷えは体調不良の原因の1つになりかねないので、重ね着を始めとした防寒対策をしっかりして体を冷やし過ぎないようにしてくださいね。
防寒対策をしつつ自分にあったアイテムで防寒対策をして冬を楽しみましょう。