NHKという枠を超えて今やドラマの代表格である「連続テレビ小説(朝ドラ)」。
働く女性にテーマを絞った作品が多く、私も大いに元気や勇気をもらってます。
ところでそんな朝ドラですが、
昔は1年間やっていて、いつから前期・後期になったんだっけ?
ってモヤモヤしていませんか?
何を隠そう私もその1人です。
このままでは気になって眠れないので・・・ww
- 期間が半期ごとになったのはいつからだったのか?
- 一体何話やるんだっけ?
- そもそも朝ドラの歴史は?
- 再放送の時間は?
- 歴代の視聴率上位とワースト作品は?
という朝ドラへの疑問の数々を改めて一気にまとめてみました。
朝ドラの期間はいつ(何話)まで?【朝ドラの歴史】
朝ドラの作品が半期ごとで入れ替わるようになったのはいつ頃だろう・・・?
その答えは既に半世紀以上も続いている朝ドラの歴史にあります。
結論から先に言うと、朝ドラの放送期間が半年になったのは…
1975年の第15作品目「水色の時」から
というのが答えになります。
結構前だったんですね・・・とここで終わっても面白くないので、時系列順に朝ドラの歴史を振り返ってみましょう!
朝ドラの歴史
毎朝ラジオで小説が朗読される。
→当初は連続ラジオ小説だった。
テレビ放送開始に合せ「連続テレビ小説」となる。
その記念すべき1作目「娘と私」放送開始。
第1回は月~金の5回放送で放送時間は8時40分から9時までの20分番組だった。
第2作目「あしたの風」
→放送形態変更。
月~土の6回放送で8時15分~8時半の15分番組となる。
第4作目「うず潮」
→視聴率が発表されるようになる。
第5作目「たまゆら」
第5作目「たまゆら」
→初の書き下ろし作品
第6作目「おはなさん」
→主役のオーディション開始。
第8作目「あしたこそ」
→カラー放送開始。
第15作目「水色の時」
→前期・後期の2期制となる。
→前期:東京、後期:大阪の交互制作となる。
第31作目「おしん」
→9年ぶりに通年作品復活。
→視聴率がシリーズ最高記録。(平均52.6%、最高62.9%)
第32作目「ロマンス」
→オープニング曲が初めて歌詞入りに。
第34作品「澪つくし」
→字幕放送開始。
第44作目「凛凛と」
→副音声放送開始。
第49作目「ええにょぼ」
→過去の作品のアンコール放送(再放送)が開始。
第54作目「ひまわり」
→サブタイトルが初めて付く。
第66作目「さくら」
→ハイビジョン撮影開始。
→エンディングにミニコーナー設置。
第76作目「どんど晴れ」
→データ放送開始
第80作目「つばさ」
→ 今作品(埼玉県)をもって、47都道府県全部が全てドラマの舞台地になった。
第82作目「ゲゲゲの女房」
→放送時間が現在の8時~8時15分に変更。(視聴率低迷打破が目的)
第84作目「おひさま」
→ダイジェスト版である朝ドラダイジェストがスタート。
第91作目「マッサン」
→初の外国人ヒロイン。
第93作目「あさが来た」
→初めて幕末が描かれる。
第98作目「半分、青い。」
→初めて聴覚障がい者が主人公に…。
第99作目「まんぷく」
→シネライクガンマ、VFXを試験的に導入。
第100作目「なつぞら」
→通算100作品目達成。
第102作目「エール」
→4K放送開始。週5話放送になる。
以上、代表的な朝ドラの歴史をピックアップしてみましたが、あなたはこの朝ドラの歴史の中で、どの位把握できていましたか?
個人的には、特に
- 47都道府県全てがドラマの舞台になったこと。
- 来年には記念すべき100作目になること。
- 前期:東京、後期:大阪で制作するところが違うこと。
- (当たり前かもしれないけど…)何か変化があるときは必ず前期から。
などが初耳であり意外でもあり、自分の無知を思い知らされる結果となりました。
ただ、そんな朝ドラの歴史上でも幼な心に記憶があった朝ドラ史上最強作品の「おしん」。
うちの曾祖母が、実際に福井から愛知に奉公した経験があって、
「おしんの世界は全然マシな方よ・・・」
って口癖のように言ってました。
歴代視聴率については後で触れますが、この「おしん」だけはやっぱ群を抜いて特別であることを再認識です。
そうそう!実は「おしん」って人気が出たから通年作品になったのではなく、
であることも要チェックです。
相当力を入れたからこその歴史的フィーバーぶりだったんですねぇ~
多様化してる現代においてこの「おしん」を抜く作品が今後出ることはかなり難しいでしょうが、せめて・・・第2の「あまちゃん」位に盛り上がる作品の登場を今後も期待したいですね。
そして、朝ドラの放送期間が半年になった記念すべき第1作品目である【1975年の「水色の時」】。
※ただし、1983年の「おしん」、1991年の「君の名は」1994年後期~1995年前期の「春よ、来い」は例外的に通年作品でした。
この「水色の時」でヒロインを努めたのは大竹しのぶさん。
今や大女優さんですが、じっくり朝ドラの歴史を辿っていくと
「あっ、あの大女優も朝ドラ出てたんだぁ」
と何度も気付かされますよね。
今では、朝ドラは女優の登竜門となっているのは疑いようのない事実であり、割と最近の話だと「あさが来た」の波留さんが4度目の正直でやっとヒロインの座を掴んだエピソードが有名です。
機会があれば、今度はヒロインなど人物に焦点を当てて、朝ドラの歴史を振り返ってみたい!と思いました。
ところで、そんな朝ドラの歴史を振り返るためにはBSなどでやってる再放送を観るしかないのですが、基本的には思うように好きな作品を選べません。
しかし、いつでも好きな朝ドラ作品を観る方法が1つあります。
それは…
NHKオンデマンドサービス
を利用することです。
ただし、NHK公式サイトだと、視聴するのに作品にもよりますが、作品単品では【1話=110円(税込)】、特選作品だけ見放題のパック料金が【990円(税込)/日】掛かります。
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朝ドラは半年間で何話放送される?
さて、朝ドラの歴史を振り返ることで
だということがわかりました。
じゃあ今度は、
前期(4月~9月)、後期(10月~3月)でそれぞれ何話分放送されるのか?
について見て行きましょう!
現在の放送形態になってからは
になっています。
そこから単純計算すると…
半年間は約26週になりますので、普通に行けば、4月・10月それぞれの第1月曜日から放送開始で
全150~156回
が放送回数となります。
ただし、年末年始やNHK内の改編スケジュールの都合で1回目の放送が繰り上げになるケースがあって流動的です。
実際のここ数年の作品で見てみると・・・
- ・2012年前期「梅ちゃん先生」
-
156回(2012年4月2日~2012年9月29日)
- ・2012年後期「純と愛」
-
151回(2012年10月1日~2013年3月30日)
- ・2013年前期「あまちゃん」
-
156回(2013年4月1日~2013年9月28日)
- ・2013年後期「ごちそうさん」
-
→150回(2013年9月30日~2014年3月29日)
- ・2014年前期「花子とアン」
-
156回(2014年3月31日~2014年9月27日)
- ・2014年後期「マッサン」
-
150回(2014年9月29日~2015年3月28日)
- ・2015年前期「まれ」
-
156回(2015年3月30日~2015年9月26日)
- ・2015年後期「あさが来た」
-
156回(2015年9月28日~2016年4月2日)
- ・2016年前期「とと姉ちゃん」
-
156回(2016年4月4日~2016年10月1日)
- ・2016年前期「べっぴんさん」
-
→151回(2016年10月3日~2017年4月1日)
- ・2017年前期「ひよっこ」
-
156回(2017年4月3日~2017年9月30日)
- ・2017年後期「わろてんか」
-
151回(2017年10月2日~2018年3月31日)
- ・2018年前期「半分、青い。」
-
156回(2018年4月2日~2018年9月29日)
- ・2018年後期「まんぷく」
-
151回(2018年10月1日~2019年3月30日)
- ・2019年前期「なつぞら」
-
156回(2019年4月1日~2019年9月28日)
- ・2019年後期「スカーレット」
-
150回(2019年9月30日~2020年3月28日)
- ・2020年前期「エール」
-
120回(2020年3月30日~2020年6月26日、2020年9月14日~2020年11月27日)
- ・2020年前期「おちゃやん」
-
125回(2020年11月30日~未定)※予定
ご覧の通り、2019年の過去の作品の多くは
- 前期の作品 → ほぼ156回
- 後期 → ほぼ150~151回
となっています。
後期は年末年始(12/29日~1/3)や年末にやる朝ドラ総集編などの影響をモロに受けて、どうしても放送回数が少なくなるのが現状です。
ただし、2020年前期作品の「エール」から放送回数が変わります!
【最新情報】朝ドラにも働き方改革の流れが・・・
朝ドラは2020年前期作品から働き方改革の流れで週5話のペースになることがNHKから発表されました。
2020年4月からの「エール」は全130話。
よって2020年からは・・・
- 前期の作品 → ほぼ130回
- 後期 → 約125~130回
と変更になります。
後期作品に関しては、年末年始のスケジュールが未定なので、予想です。
働き方改革…確かに放送業界も対象にするべきなので、この決定は致し方ないですね。
1日に複数回?放送時間をチェック!
朝ドラの歴史のところでもお伝えしましたが、放送時間が今の「8時~8時15分」になったのは2010年の「ゲゲゲの女房」から。
また、朝ドラはその日に再放送もやっていて、現在のNHK総合テレビにおける再放送の時間は12時45分~13時。
BSなども合わせると、何と現在1日4回も放送されてます。
知ってましたか?
以下、現在最新の放送時間です。
- 月~金
-
- 7時30分~7時45分(BS4K・BSプレミアム)
- 8時~8時15分(NHK総合)
- 12時45分~13時(NHK総合・再)
- 23時~23時15分(BSプレミアム・再)
- 週末まとめ放送
-
毎週土曜:9時45分~11時(BS4K・BSプレミアム)
- 15分ダイジェスト
-
- 毎週土曜:7時30分~7時45分(BS4K・BSプレミアム)
- 毎週土曜:8時~8時15分(NHK総合)
- 毎週土曜:12時45分~13時(NHK総合)
- 毎週日曜:8時45分~9時(BS4K)
- 毎週日曜:11時~11時15分(NHK総合)
私が朝ドラって最近まで通年だと思い込んでたのは、こういった1日何回も目にする環境がそうさせたのかもしれない・・・と思っています。(数年前は5分ダイジェストなども放送されてました。)
たま~に、ブルーレイ(BD)レコーダーで見逃した朝ドラを「番組名」録画すると、沢山録れててビックリするのですが、1日4回も放送されてればそれも納得ですwww
そして、NHKらしいのですが、通常の放送時間や再放送時間は大きな地震などの大災害発生時や春・夏の甲子園の決勝が重なった場合、時間を前倒して放送されたり、次の日に2話分放送したりと放送時間も流動的になるのも分かります。
高校野球の期間も変則的になることがありますよね。
なので、朝ドラを見逃したくなければ、その都度流動する放送時間の情報は掴んでおきましょう!
通年→前・後期の2期制になった理由
朝ドラが通年制から、前・後期制になった理由は、
通年の場合だと、撮影の拘束期間が長期に渡るため
です。
それでもオーディションで選ばれたヒロイン1人だけだったら、やる気満々で何とか調整がつくかも知れませんが、出演者が凄い数なので、その全員のスケジュール調整が困難であるのは明白ですよね。
実際に過去には、1年の長丁場で体調を崩す女優さんも多かったそうです。
また制作側への負担も大きく、特に2期制直前の1974年「鳩子の海」では、脚本が追い付かないことがあって撮影に影響が出ていたとのこと。
以上の理由を受けて、必然的に通年→半年へ変わりました。
ちなみに、朝ドラって最近は芸人の方とか、フリーアナウンサーの方とか数多く出ていますが、それはやはりスケジュールの調整の付け易さが影響しているようです。
まあ視聴者にとっては、意外な人が出演している方が
「あぁ~この人、結構演技うまいなぁ~」
という発見があって楽しいですよね。
ということで、現在は制作側にとっても視聴者にとってもWIN-WINの関係であると言えます。
朝ドラ歴代視聴率上位作品とワースト作品は?
続いては、やはり気になる歴代視聴率のランキングを見ていきましょう!
ここでは昔の作品の平均視聴率について調べてもわからない作品が多かったので、最高視聴率でランキング化しています。
その点、ご了承ください。
それでは早速、この間まで放送されていた「エール」までの全102作品対象のランキングからまとめます。
歴代視聴率上位作品
- 第1位:62.9%
-
第31作目「おしん」(1983年)
ヒロイン:小林綾子→田中裕子→乙羽信子(以下敬称略)
- 第2位:56.9%
-
第7作目「旅路」(1967年)
ヒロイン:日色ともゑ
- 第3位:56.4%
-
第6作目「おはなはん」(1966年)
ヒロイン:樫山文枝
- 第4位:55.5%
-
第8作目「あしたこそ」(1968年)
ヒロイン:藤田弓子
- 第5位:55.3%
-
第34作目「澪つくし」(1985年前期)
ヒロイン:沢口靖子
- 第6位:55.2%
-
第11作目「繭子ひとり」(1971年)
ヒロイン:山口果林
- 第7位:53.3%
-
第12作目「藍より青く」(1972年)
ヒロイン:真木洋子
- 第7位:53.3%(同率)
-
第14作目「鳩子の海」(1974年)
ヒロイン:藤田美保子
- 第9位:51.8%
-
第13作目「北の家族」(1973年)
ヒロイン:高橋洋子
- 第10位:50.6%
-
第40作目「ノンちゃんの夢」(1988年前期)
ヒロイン:藤田朋子
史上最高作品「おしん」を筆頭に第10位ですら50%オーバー。
サッカーW杯やオリンピック並の驚愕の視聴率です。
平均視聴率にすれば、ここまで高くはないと思いますが、それでも「おしん」は平均でも52.6%ですから、社会への影響度の高さは物凄かったんでしょうねぇ~
視聴率50%オーバーばかりになってしまい、何だか雲の上の出来事みたいなので、まだハッキリと記憶にもある2000年代限定のランキングも別で載せておきます。
2000年以降は「株式会社 ビデオリサーチ」さんなどで平均視聴率の信頼できるデータがあるので、期間平均均視聴率でのランキングです。
歴代視聴率上位作品【2000年代編】
- 第1位:24.1%
-
第62作目「私の青空」(2000年前期)
ヒロイン:田畑智子(以下敬称略)
- 第2位:23.5%
-
第93作目「あさが来た」(2015年後期)
ヒロイン:波瑠
- 第3位:23.3%
-
第66作目「さくら」(2002年前期)
ヒロイン:高野志穂
- 第4位:22.8%
-
第94作目「とと姉ちゃん」(2016年前期)
ヒロイン:高畑充希
- 第5位:22.6%
-
第65作目「ほんまもん」(2001年後期)
ヒロイン:池脇千鶴
- 第5位:22.6%(同率)
-
第90作目「花子とアン」(2014年前期)
ヒロイン:吉高由里子
- 第7位:22.3%
-
第89作目「ごちそうさん」(2013年後期)
ヒロイン:杏
- 第8位:22.2%
-
第64作目「ちゅらさん」(2001年前期)
ヒロイン:国仲涼子(以下敬称略)
- 第9位:21.4%
-
第68作目「まんぷく」(2018年後期)
ヒロイン:安藤サクラ
- 第10位:21.3%
-
第68作目「こころ」(2003年前期)
ヒロイン:中越典子
さすがに大分、現実味のある数字になってきました。
個人的に意外だったのは、「あまちゃん」です。
紅白内での特別ドラマも放送されたことが記憶に新しいのですが、正直トップ3には入ってると思ってたので、ランク外(20.6%で16位)という結果は意外でした。
最高視聴率となると【27.0%で6位】なんですけど、それでも意外です。
さて、今回改めてまとめてみた2000年台限定の平均視聴率ランキングですが、中でも2016年度以降の2作品がTOP10入りしてますので、一時期(2004~2011辺り)視聴率低迷が叫ばれてた状況を脱しつつあると言っても過言ではないでしょう。
歴代視聴率ワースト1位は?
ちなみに、ワースト1は・・・
- 最高視聴率でのワースト1
-
17.7%、「つばさ」( 2009年前期)
- 平均視聴率でのワースト1
-
13.5%、「ウェルかめ」(2009年後期)
となっています。
期しくも魔の2009年度となってしまいました。
朝ドラの内容そのものの影響もあるでしょうし、その他の環境のせいでもあるでしょうが、もうこれを底辺だと思いたいですよね。
今後はこれらを下回る作品が生まれないことを祈っています・・・。
「朝ドラの期間はいつ(何話)まで?」まとめ
今回は、朝ドラに対するひょんな疑問から、朝ドラの歴史を振り返って
- 通年→半年に切り替わった時期
- 放送形態の変遷
- 歴代ランキング
など、結構盛り沢山でお送りしました。
朝ドラは基本的にはハッピーエンドで終わるケースが多いのですが、ヒロインの最期まで描いた作品もあって、元気をもらうだけでなく、深く考えさせる作品もあってバラエティに富んでいて、つい見てしまう中毒性がありますよね♪
特に「働く女子」がテーマなので、同じワーママとしては見逃せません!
今後の朝ドラでも、
- 誰が出演してくるのか?
- 平均視聴率ランキングに変動があるかどうか?
色々注目して行きたいと思います。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。