亀梨君の主演ドラマ「レッドアイズ監視捜査班」が怖い!とSNSで話題ですね。
私も第一話を観たんですが、開始早々から思わず目を反らしてしまうシーンとドラマ設定のパクリ感とでちょっと複雑な心境のまま終わってしまった・・・という印象を持ちました。
この記事では、この誰もが感じたであろう・・・過去のドラマ『絶対零度』『ボイス』『ストロベリーナイト』からのパクリ疑惑への考察を交えながら「レッドアイズ監視捜査班」について思うところを綴って行きたいと思います。
レッドアイズ監視捜査班が怖い!SNSでも騒然
1月から始まったドラマ『レッドアイズ監視捜査班』ですが、しょっぱなから怖いシーンの連続でしたね。
いきなり愛する人の命を救えなかった十字架を背負ってしまった亀梨和也君演じる伏見響介。
ドラマの導入シーンから衝撃的な映像だったわけですが、個人的にはその怖さも数々の違和感で台無しにしてしまった感じがしています。
具体的に気になったポイントは以下の通り。
- 伏見の恋人を何が何でも助ける!という気持ちに全く感情移入できなかった
- 彼女は何で110番しなかった?っつーか何でスマホ使えたの?
- 所持している装備(拳銃や防弾チョッキ無しでの突入)など、細かい部分の違和感
- 配役や主題歌がちょっと・・・(特にハッカー=パーカー姿ってどうなの?)
1つずつ見て行きましょう。
①伏見の恋人を何が何でも助ける!という気持ちに全く感情移入できなかった
ドラマの冒頭から主人公・伏見がどん底なわけですが、逆に彼女さんとの幸せをイメージさせるシーンが全く無かったのもあって、彼女を捜索する一連の流れに全く感情移入できませんでした。
そして監禁場所に近づいても、デカい声で叫ぶだけ・・・(→絶対に犯人にも声聞こえちゃうよね~)
スマホのGPS機能すら使ってないし!!
っと言うのも、いきなり私自身の話に脱線してしまって恐縮ですが、過去に通勤時に横断歩道付近で車に轢かれそうになったことがあったんですよ。
横断歩道間近に車を停車している人が居て、それがドライバーからの死角になったせいだったんですが、次の日も同じクルマが同じ場所に停まってたんで、通報してやりました。(→怖かったんで直接言えませんでした…すみません)
すると、状況を説明して30秒も経たない内に
と応答があって、凄い!と思ったのと同時に「ちょっと怖いな…」って感じたことがありました。
だから、この場面でも、GPSで特定すればいいのに!!何で使わないの?という違和感に
伏見には本気で彼女を助け出す気がないのか?
と思ってしまったわけです。
まあ…気が動転してしまった…というのもあるかもしれませんけど・・・元敏腕刑事っていう設定ですからね。
というわけで、ちょっと怖いシーンも続いたんですが、
もうちょっと本気で探せよ!!
って冷静に突っ込んでいる私が居ました。
どうせなら必死で探して・・・目の前で・・・の方が、その後の展開にも少しは感情移入できたのに・・・と思ったのは私だけでしょうか?
しかも!応援に駆けつけた人数もいくら何でも少なかったですよね~
その時点で、きっと彼女は助からないな・・・と先が見えてしまったのは凄く残念でした。
②彼女は何で110番しなかった?っつーか何でスマホ使えたの?
そもそも、何で彼女がこんな目に遭ってるのかも分からなかったのもあるんですが、冷静に考えると何で伏見の婚約者である彼女はスマホを使えたのでしょう?
監禁しているのであれば、スマホとか情報手段って犯人が真っ先に断つのでは?
で、スマホで連絡した先が彼氏っていうのも・・・何だかなぁ~
彼女さん、警察を信用できなくなるような出来事が過去にあったんでしょうか?
①で挙げた、予測可能な展開も含め、違和感しか感じない残念なシーンでした。
③所持している装備(拳銃や防弾チョッキ無しでの突入)など、細かい部分の違和感
相手がテロリストなどの凶悪犯である可能性があるのに、防弾チョッキ無しで突入とか、ちょっと有り得ない設定じゃないでしょうか?
しかも古い型式の銃とか、ただ目立つだけの安っぽいシルバーの拳銃とか・・・「???」な部分が多すぎで、逆にこれだけ違和感のゴリ押しって珍しいとさえ思ってしまいます。
「レッドアイズ」も激戦区と言って良いクライム・サスペンス系のドラマの1つになりますが、リアル感があってこそストーリーに深みが出ますよね?
であるのに、これだけリアル感が全く感じられないのは・・・正直言って興ざめしてしまいませんか?
予算の都合とか流行病のご時世とか色々あるんでしょう・・・そういう事情は分かります。
だけど、だったらもうちょっと凝ったシナリオにしようよ・・・
とこれは今後の展開での製作者側の逆襲に期待するしかない・・・というのが1話を見終わった私の本音です。
⑤配役や主題歌がちょっと・・・
亀梨君とカフカ姉さんのキャスティングは、実際にアクションシーンはカッコいいので個人的にすんなり受け入れることができるんですが、その他の配役がちょっと無理がある感がしてます。
松下さんは、もうちょっとナチュラルな役が似合う人だし、また背後で大きな力が動いたんだろうな・・・と感じてしまうジャニーズ枠の松村君と、必ずこういう組織に1人は関西弁をしゃべる人員がいるというテンプレ化感を感じる木村さんなどなど…
俳優さん個人の問題ではないんですけど、ちょっと配役や役の設定が雑だと感じてしまうのは私だけなんでしょうか?
中でも特に気になるのは、松村君ファンには怒られそうなんですが、パーカー姿で凶悪犯と向き合う姿です。
このKSBCの組織って一応公務員になるんですよね?(→違うのかな?)
凶悪犯に向き合うのに、何か「引きこもりのハッカー=パーカー着てる」っていうイヤらしい製作者側のイメージを詮索してしまって、パーカー好きな私は、気になって仕方ありません。
確かに、物語のキーになるのも「青いパーカー」なので、パーカー繋がりで、今後もしかしたら天才クラッカー・小牧が背後に絡んでくることの伏線かもしれませんが、果たして・・・
とこのままではファンの方に怒られてしまいそうですが、決して松村君が悪いって言ってるんじゃなくて、必ずドラマにジャニーズ枠がある裏事情が見えてしまうことや、ドラマのテーマとはかけ離れた設定の数々で、どうしても全くストーリーの緊張感が伝わって来ないんですよね。
また、主題歌もそう!
亀梨君のドラマなんで、約3年ぶりにリーリースになるKAT-TUNの「Roar」が主題歌になるのは流れからして納得できても、あまりにもこの怖いドラマストーリーとかけ離れてると感じるのは私だけでしょうか?
3年ぶりのシングル曲ということでァンも待望だったわけで、実際に聴いても良い曲なんですけど、「レッドアイズ」というドラマの背景にはちょっと合わないし、勿体ない…
以上は、各キャストがどうのこうの…というよりも製作者側のちょっと雑な面が目立ってしまっていると思います。
レッドアイズは絶対零度やボイスのパクリって本当なの?
亀梨君ファンにはカッコ良いアクション満載で見どころ満載な「レッドアイズ」ですが、SNS上の評価はパクリ疑惑で溢れかえってました。
個人的に私もそれに同感してて、以下のドラマ
- 絶対零度シーズン3以降(2018~2020年、フジテレビ)
- ボイス(2019年、日テレ)
- ストロベリーナイト(2010年、フジテレビ)
- PERSON of INTEREST(2011年、米国CBS)
からちょっとずつパクっているのでは?という意見に1票投じたいです。
監視システム自身がモロに絶対零度のミハンシステムの劣化版という印象を受けるし、もう少し突っ込めばアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」や「PERSON of INTEREST」、もっと昔には「24」といった世界観にどっぷりハマっていた私には、どうしてもショボく感じてしまいます。
女上官という構成も「ストロベリーナイト」でのバランスが個人的に好きだったんですが、同じ日テレの「ボイス」もそうだったし・・・特殊組織の構成にも目新しさを感じません。(→というか、前科があるとか違和感だらけです)
そう言えば亀梨君…「ストロベリーナイト・サーガ」に出演してましたよね。松下さんには申し訳ないけど、二階堂さんとのコンビの方が良かったです。
じゃあ、「レッドアイズ」の原作はどうなんだろう?と思って調べると、どうやら
完全オリジナル脚本
らしく、ドラマ用に描き下ろしたということで、個人的には益々パクリ疑惑が深まってしまいました。
上に挙げたドラマからちょっとずつパクっているような・・・まだ物語の序盤ですが、そんな気がしてなりません。
せっかくドラマ題名が「レッドアイズ」なんですから、主人公が目に特殊な「赤い力」という能力を宿してるとか・・・そんな思い切った設定が個人的には欲しかったです。
いきなり主人公にとって残酷なシーンから始まるのも良くあるパターンなんですが、今回の「レッドアイズ」に関しては今の所、主人公がどん底過ぎるんですよね。
もっと幸せだった頃の回想シーンとか出して、バランス取れば、少しは主人公に感情移入できるようになると思うんですけど・・・
そう感じるのも、前項で述べた違和感などのせいもあるんでしょう。
絶対零度とかも、犯行に無差別性があって怖かったんですけど、「レッドアイズ」ほど観てる側がこれほど沈んでいく感じでは無かったんですよね~
まあ、その点だけはある意味差別化になっているかもしれません。
アニメでも何でもそうですが、
- 必ず最後には正義が勝つ
- 弱いチームが全国優勝する
というパターンになるのは、ある意味決まりきっています。
そこを物語の設定などで味付けして、如何に差別化を図るか?が大事ではないでしょうか。
今回の「レッドアイズ」に関しては、別に過去の似ている作品と比べる必要は全く無いんですけど、序盤の現段階では、細かい部分が雑に見えてしまったり、先が簡単に読め過ぎてしまう・・・という意味でどこかでこんな展開見たな?というパクリ疑惑が出てくるのも仕方ないかと・・・
今後、物語が進むにつれて、良い意味で裏切るような展開を期待しているのですが・・・果たしてそんな期待通りの展開になるのか?もう少し様子を見守りたいと思います。
「レッドアイズが怖い」まとめ
以上、「レッドアイズ」に関する【残酷なシーンが怖い】【パクリ疑惑】について、序盤を観て感じたことをまとめてみました。
色々書きましたが、私は今後も細かい設定の雑さなどには多少目をつむりながら、亀梨君とカフカ姉さんのアクションに着目してもう少し様子見して行こうと思います。
カフカ姉さんがラジオで「レッドアイズ」について語っていたのを聴いたんですけど、1話の最初ほど残酷なシーンは、今後はあまりない・・・とおっしゃってたので、あそこまで怖い場面は今後無いと思いたいですし。
もし、この後も残酷なシーンばかり続くなら、この流行病の沈んだご時世で、このドラマを放映しようとした日テレ・制作側こそ本当に怖い!・・・とまたこの記事に追記して行きます。
最後に、ここに書いたことはあくまでも個人的な見解なので、ファンの方々・・・ご了承ください。