近年はストレス社会と呼ばれていて、毎日の疲れが取れない、朝になっても眠気が取れないなんてことはありませんか?
実はその原因、ストレスだけじゃなく、病気の可能性もあるかもしれません・・・
この記事では、朝になっても眠気が取れない原因についてストレス・病気の両面からまとめてみました。
原因がわかれば対策も立てられます。
もしあなたが毎日朝になっても眠気が取れない日々を過ごしているようでしたら、ぜひこの記事を読んでみて参考にしてください。
朝になっても眠気が取れない原因と対策
①睡眠不足
毎朝眠気が取れず仕事へ行くのが辛い・・・家事や育児をするにも辛い・・・などの日々を過ごしていませんか?
朝になっても眠気の取れない原因として、当然と言えば当然ですが、
睡眠不足
が一番始めに挙げられます。
忙しい中、毎日しっかりと睡眠時間の確保なんてできないと場合もあると思いますが、その睡眠時間を確保できるだけで、もしかしたら潜んでいる病気の改善に繋げられるかもしれません。
ということで、
たとえばアルコールの過剰摂取は寝ている途中に目が覚めてしまう「中途覚醒」の原因になります。
アルコールで眠くなるのは、脳が一時的に麻酔状態になるためで、自然にくる眠気とは全く別物なのです。
そして時間が経ちアルコールが抜けて代謝されると、麻酔状態が解けるように身体が急に目覚めてしまいます。
途中で目が覚めてしまったりすると、睡眠のリズムも狂ってしまうので、朝になっても眠いという症状へつながってしまうのは容易に想像できますよね?
なのでアルコールを飲むなら適量にしてください。
また睡眠不足になる要因として最近多いのが、寝る前のパソコンやスマートフォンの使用です。
画面から出ているブルーライトが自律神経である交感神経を刺激してしまい、目が冴えてしまうのです。
交感神経を優位にしてしまうのは睡眠には逆効果で、睡眠の質を下げてしまうため、結果睡眠不足(睡眠の質が悪い)原因となります。
私も過去によくやってましたが、スマホ片手にベッドに横たわり…は絶対に禁物で、せめて寝る前の30分くらいはパソコンやスマートフォンの操作は避けるように注意してみてください。
以上が、朝になっても眠気が取れない大きな原因である睡眠不足を引き起こす要因についてでしたが、その睡眠不足以外にも以下のことが考えられます。
- 起きるタイミングが悪い
- 朝ごはんを食べ過ぎる
- 朝、日光を浴びていない
- 貧血や低血圧
1つずつ、見ていきましょう。
②起きるタイミングが悪い
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠を約90分サイクルで交互に繰り返していますが、脳の覚醒段階に入るレム睡眠時に目覚めると、スッキリ目が覚めると言われています。
熟睡を実感するために重要なノンレム睡眠時に起きてしまうと、朝目覚めた時の満足感、すなわち眠気や、しっかり眠れていない感覚が大きくなってしまうのです。
対策としては、個人差はあるものの、約90分サイクルで積算して起きたい時間を割り出し(例えば90分x4=6時間など)、その20分ほど前からアラームをかけ始めると、良い目覚めが期待できるので是非試してみてください。
③朝ごはんを食べ過ぎ過ぎる
朝ごはんを沢山食べすぎてしまうと血糖値が急に上がってしまい、血液がドロドロ化した状態になり身体の働きが鈍って眠くなってしまいます。
血がサラサラになるよう、DHAとEPAが多く含まれるサバ・イワシ・サンマなどの魚中心の朝食を摂りましょう!
魚が苦手であれば、亜麻仁油などの植物油を積極的に利用した料理を摂ると良いそうです。
もちろん、量は腹八分目を心がけてくださいね。
④朝、日光を浴びていない
人間には体内時計が備わっていますが、24時間周期ではありません。(具体的には25時間くらい)
なので、普通に生活していても、この体内時計は1日毎に1時間ほどズレてきてしまいます。
その体内時計のズレを放っておくとどうなるか・・・極論ですが、12日間ほどで昼夜逆転してしまいますよね。
ですから、体内時計のズレを調整する必要があるんです。
そしてその
だと言われています。
なので、まず朝起きたらすぐにカーテンを開け太陽の光をたっぷりと浴びてみましょう!
また、休日になると、つい睡眠負債を取り返そうと思い2度寝しちゃったりしませんか?
でも実は、その2度寝は体内リズムを崩す大きな要因となります。
それを防ぐために、2度寝する場合でも、
いつもの時間に一旦起きて朝日を浴びてからもう一度寝る。
これをやると、体内時計のズレを抑えることができますよ。
即効性はないと思いますが、朝日を浴びることによってセロトニンという成分が脳へ分泌され、体内時計をしっかりと正常に戻してくれ、一日が活動的に過ごせるようになるのです。
- セロトニンについて
-
眠気や、やる気などを取り除くのには非常に大切な成分で、日常生活で太陽の光からが一番取り入れることができる。
実際に睡眠障害の治療でも、体内時計を正すために、太陽光相当の強い光を浴びる治療が取り入れられています。
この朝起きて太陽の光をたっぷりと浴びる生活を続けるだけでも、朝のスッキリしない眠気が徐々に改善されていくかもしれませんよ。
⑤貧血や低血圧
何をしてもいまいち・・・なんて場合は、貧血や低血圧が原因となっている可能性があります。
私自身も特に朝は低血圧気味でしたが、低血圧=血液の巡りが悪くなるということです。
それで何が起きるかと言うと、必要な酸素や栄養素が体の隅々まで届きにくくなり、最終的には新陳代謝が低下してしまいます。
それが、ダルさに繋がるのです。
以上が朝起きても眠い、ダルいといった原因として考えられることになります。
さて、あなたが感じる朝の眠気の原因は見つかりましたでしょうか?
原因と共に、少し対策も載せていますが、もしそれを続けてもなかなか改善されない、またはもう既に2週間以上朝の眠気に耐えられないくらい辛い日々を送っているという場合は、
なぜなら、その眠気は「不眠症」や「うつ病」という可能性があるからです。
最近では誰にでも起こりえる「うつ病」ですし、ストレス社会で精神的なダメージから朝起きられていないという可能性があるので、もし2週間以上、朝起きるのがシンドいと悩んでいるのであれば、早めに医師へ相談することをおすすめします。
そこまで酷くない場合は、意識して朝の光をたっぷりと浴びるということの他に、生活習慣を整えるというのが重要になります。
食生活や休日の過ごし方などへ気を遣うことによって、少しだけでも朝の眠気が軽減されるかもしれませんよ。
『朝になっても眠気が取れない原因』まとめ
朝になって起きても眠気が取れない原因を挙げてきましたが、少しはあなたにとって心当たりのあるものがありましたでしょうか?
主に「睡眠の質」、「自律神経」を整えることに注意していけば、朝の目覚めは自然と改善されていくでしょう。
その中でも朝日を浴びることはマストですよ。
もし仕事の都合で昼夜逆転している場合でも、こういう光目覚まし時計などを工夫して使用すれば、毎日規則正しい生活リズムは作れます。
もしそれでもあまり良くならないようなら、朝起きるのが辛すぎて体が動かない・・・など深刻なことにならないように、医師への受診をおすすめします。
なかなか普段見逃しがちな「朝になっても眠気の取れない症状」。
生活リズムや生活習慣で正せるのが一番良いですが、2週間程度続けても改善されない場合は、あまり無理をせずに辛かったらしっかりと専門医へ診てもらうということも頭の片隅に入れておいてもらえたら幸いです。
まず今すぐやれることとして、日頃の生活リズムや生活習慣などに気をつけて過ごすことを意識してみましょう!