新品当初は問題気にならなかったものの、スマホを使いこなす内に充電が遅い!!と感じることありますよね。
もう壊れたの?!と慌てる前に、きちんと原因と対処法を知っておきましょう!
充電が遅くなった原因は、スマホ本体側か充電ケーブル側に問題が生じたケースがほとんどです。
この記事では、スマホの充電が遅い原因の詳細の他に、対処法と電池の寿命や故障の関係についてまとめていますので、是非最後まで読み進めてみてください。
スマホの充電が遅い場合の原因と対処法
スマホの充電が遅い原因は主にスマホ本体か充電ケーブルかの2パターン考えられます。
まずはスマホ本体に問題がある場合から見て行きましょう。
スマホ本体側の原因
スマホ本体側で考えられる原因は以下の2つです。
- スマホが使用中
- バックグランドで動いているアプリ
- バッテリー自体が古い
- 充電ポートに異常がある
詳しく見て行きます。
スマホが使用中
まずは、容易に想像が付く充電中にスマホを使っている場合。
これ、よくやっちゃいますよね。
ですが、使用中の充電は充電が遅いだけでなくバッテリーの寿命をも縮めてしまうんです。
詳しくは次章で触れますが、充電時間の短縮を最優先するなら充電中にはスマホに触らないようにしましょう!
バックグランドで動いているアプリ
続いて、バックグラウンドで気づかないうちにアプリが立ち上がっているケース。
私のスマホはandroidなんですが、知らないうちにバックグラウンドでアプリが常駐していてスマホの充電が進まなかったことが何度もあります。
意外に気付かないものなんですよねぇ~
特にアプリを色々入れまくっちゃってる場合は注意してくださいね。
新しいアプリを入れたら、そのアプリのバッテリー消費量をその都度確認するようにしましょう!
確認方法は、iphoneでもandroidでもほぼ同じで、
- 「設定」の中にある「バッテリー(電池)」を開く
- 「バッテリー使用量」みたいな項目をタップ
このステップでどのアプリが何%バッテリーを使用しているのか確認できます。
また、定期的にスマホを確認して必要のないアプリは常駐から消しておくことが大事ですよ。
機種により表示が異なりますが、こちらも「設定」の中の「端末の最適化」という項目を確認しましょう。
その項目でバックグラウンドで動いているアプリを停止させればOK。
そうすることで充電が遅いのが解消されるだけでなく、スマホの動作も快適になりますよ~。
バッテリー自体が古い
次にスマホのバッテリー自体が古くて充電が遅い場合です。
リチウムイオンバッテリーは決まった回数しか充電ができません。
知っててもあまり意識してないかも知れませんが、バッテリーはずっと使えるものではなく、どうしても劣化してしまうんですよ。
これはもう・・・避けられない運命ってやつです。
私は昔、とある家電メーカーのサービスセンターで働いていたことがあって、バッテリーに限らず小さな部品1つ1つに必ず寿命があるという事情は昔から知ってます。
逆にこの部品は永久的に使える!な~んて話は、少なくとも私の耳には入ってきませんでした。
まあ・・・その辺は、製品の使われ方でも変わって来ますが、【部品は壊れるもの】と考えておいて間違いありません。
その壊れる時期が早いか遅いか・・・製品価格の差にはそんな裏事情もあることを覚えておいて損はないですよ~。
って少し脱線してしまいましたが、
その場合は公式ストアや各量販店で保障内のうちにバッテリーを交換しましょう。
ただ、スマホの機種自体が古すぎると端末に合ったバッテリーの在庫がないことがあります。
その場合は端末自体を買い替える必要がありますけどね・・・。
Iphoneでは補償対象であれば、公式サイトからバッテリー交換を申し込むことができます。
バッテリーの充電が遅くなったと目に見えて感じ始めたら、端末の型番と補償対象期間を確認する癖を付けた方が良いかもしれません。
どのメーカーでも補償対象外だとバッテリー交換が有料です。
出来るだけ期間内で早目に1度はバッテリー交換をしておくことをおすすめします。
またAndroidでは端末によってバッテリー交換を申し込む場所が変わりますよね。
自分の端末を確認し、自分で調べる必要があるのが面倒ではありますが、無料で交換してもらえるかもしれないので、致し方なし・・・です。
そうそう!くれぐれもバッテリーを自分で替えるということだけはやめておきましょう。
よっぽどプロレベルに慣れている場合でない限り、壊れてしまう原因にもなるので、きちんとした場所でバッテリー交換をしてもらう・・・無理であれば端末自体を買い替えるようにしましょう。
充電ポートに異常がある
本体側の原因の最後は充電ポートに問題がある場合です。
ここで言う充電ポートの問題とは主に以下のものになります。
- 破損
- サビ
- 腐食
- ゴミなどの異物嚙みこみ
ポートが上記のような状態にあると、ケーブルとの接触に何らかの支障をきたします。
明らかな破損を除いて、ポートの奥の方まで確認しないと分からない場合があるので、ルーペなどを駆使して確認しましょう!
ポートの奥の方に埃などの異物を発見したら、ポートに傷を付けないよう、つまようじ(樹脂製がベスト)や小さめのブラシを使うのが無難ですよ。
充電ケーブル側の問題
私は今、SHARPのAQUOSを使ってますが、このAQUOSの場合は、純正の充電器でないと高速充電になりませんでした。
でも、それだけで出費になるから何とかなるや~とスマホ本体と同時購入しなかったんですが、高速充電できるケーブルに出会うまで結構苦労したんですよね。
100均にあるケーブルなんかでどうにかなるわけなく、随分と安物買いの銭失いしちゃいました(;^_^A
iPhoneの場合は純正ケーブルが付いてくるので心配ありませんが、androidの場合は特にケーブル自体が高速充電仕様に対応しているか?種類に注意しましょう!
また、ケーブルは適正であっても何かの拍子に踏んだり、無理な角度で折り曲げて使ったり、高温環境下で使用したり・・・などでケーブルを痛めてしまっている可能性もあります。
電源ケーブルも消耗品ですので、こまめに断線してないか・・・剝き出しになったりしてないか確認してください。
最悪、火災にも繋がることもあり、充電が遅いどころの話じゃ納まりませんので、できれば充電する度に確認したいところです。
また、充電器側も併せて確認が必要です。
USBポートに一度にたくさん挿しすぎて充電が追い付いていない可能性があるからです。
特に家族共有で使ったりするときに何本もUSBを挿して充電していませんか?
充電器側も一度に供給できる電力量に限りがあるため、台数分だけが電力供給が分散してい分充電が遅くなってしまいます。
家庭の電気と同じで、一度に供給できる電力量に注意して充電器を選びましょう!
私の場合は、最終的に小さいのに65Wの容量があるANKERの『NanoⅡ』に行き着きました。
ノートパソコンの充電もできちゃうので、ノートパソコンのデカい電源持ち歩かなくても良いし、スマホの充電も早くて重宝してます!
ポートの差込口は1つだけですけどね・・・
スマホだけなら1ランク下の45Wで十分過ぎますね。
何れにせよ、ケーブルや充電器を定期的に確認しつつ、充電の速度が遅くなってきたと感じたら新しい物への買い替えを検討しましょう。
時間って有限じゃないですか?
「充電に掛かる時間を買う」という意味である程度投資して行く・・・私はそんな価値観で生きてますw
電池の寿命や故障との関係
スマホのバッテリーの寿命は大体2~3年と言われています。
でも、使い方が悪いと早く寿命が来てしまうんです。
特に注意したいのが以下の3点。
- スマホを充電しながら使っている
- 充電を100%までしている
- 電池を使い切ってから充電している
以下、詳しくみて行きましょう。
スマホを充電しながら使っている
普段からスマホを充電しながら触っているのは要注意です。
充電しながらスマホを使用しているとバッテリーが悪くなってしまい、早く寿命がきてしまったり故障の原因にも繋がります。
これは使用中による発熱と充電中の発熱が重なってしまい、スマホが非常に高温状態のままの充電になってしまうことがあるから。
ただでさえバッテリーは経年劣化するのに、高温状態で負荷を掛けることで、その劣化を早めてしまうことになるんですね。
なので、
をおすすめします。
バッテリーにとって熱は天敵で、説明した充電中のみならず一定のアプリを起動している時にもスマホが熱を持つことがあります。
これは長時間使っていたり、CPUへの負荷からきているものです。
たまにやけどしそうなくらい熱くなることもありますよね。
スマホ本体が熱を持っている事もバッテリーの寿命に関わるし、最悪は熱を持ちすぎて故障の原因にもなります。
熱を持ちすぎてしまった場合は涼しいところに置き、電源をオフにしましょう。
小さいスマホですが、熱を持ちすぎると火傷してしまいますので、気を付けてくださいね。
充電を100%までしている、電池を使い切ってから充電している
バッテリー残量が100%でも充電しっ放し、あるいは残量0%になってからの充電する…
このどちらもバッテリーを劣化させてしまうことになります。
常に満充電状態、0%からの充電、どちらもバッテリーに多大な負荷を掛けてしまっているんですね。
なので、理想は
これをやることで、バッテリーの充電と放電のサイクルが理想的になります。
私の場合はスマホも勿論ですが、ノートパソコンもこのサイクル数を意識していて、お陰で使っているスマホは2年近く経ちますが未だに2日くらいは電池持ちますし、ノートパソコンも3年目に突入しますが、電源なしで未だに8時間くらいは使用できる状態を保ててますよ。
そう言えば、ソニーのXperiaとかバイオPCとか、一部の製品では「いたわり充電」の機能が付いてますよね?
その名の通り、バッテリーを守るための機能なので、「いたわり充電」機能が付いているなら迷わずONにしましょう!
例え機能が付いてなくても20~80%の状態をズーっとキープすることを意識してください。
な~んて偉そうに書きましたが、実は私もたまに忘れて100%まで充電させちゃって凹んだりすることが30回くらいはあります(;^_^A
そんな状態でも上記の状態をキープしてますので、完璧にキープしなくても少し意識して実行するだけでバッテリーの寿命は確実に延びる!!と自信を持って言えます!
肩肘張らずに、気軽に挑戦してみてくださいね。
【番外編】ウイルス感染の可能性も…
最後にウイルス感染にも触れておきたいと思います。
当然ですが、スマホでもウイルス感染をするんです。
大体は何らかのアプリになってるケースが多いんですが、知らないうちにウイルスアプリが入っていると、常駐して動いていることになるのでスマホに大きな負荷がかかり電池の寿命や故障に繋がります。
流石にウイルスで本体自体を故障させるなんて話は聞いたことがありませんが、スマホ内にアプリを常駐しているために個人情報が抜かれてしまったりするのは、あなたも耳にしたことがあるのでは?
なので、何もしていないのに凄くバッテリーが減るなと思ったら、ウイルスの存在を疑ってみましょう。
スマホのアプリでウイルスチェックしてくれるものもあるので、定期的にチェックしてみることをおすすめします。
以上、電池の寿命や故障の関係に触れてきましたが、如何だったでしょうか?
ネットを見ていると時々
ウイルス感染しています
という警告にたどり着くことがあります。
多くの場合、これはウイルスに感染させるためのものなので、クリックしないようにしましょう。
私はスマホを2台持っているのですが、一台は3年目に突入していますが未だに充電は2~3日にすれば十分です。
でもそのせいか、油断していると気が付いたら電源が切れていることも流石に多くなってきました。
バッテリーの寿命が加速度的に短くなってきているのを絶賛実感中ですw
そんな私が特に感じるんですが、手帳カバーなど分厚いものを使っていると熱を持っていても気付きにくいんですよね。
いたわり充電には気を遣っているものの、ついついスマホを充電しながらゲームをやってしまうということが多々あって、時々火傷しそうになったりすることもありました。
一番の危険性は充電しながらアプリや動画を起動して寝てしまうことです。
バッテリーの寿命に対してはまさに最悪な環境…
しかも、例えばその状態で腕にスマホを当てたまま寝てしまうとスマホの熱で火傷さえしてしまいます。
最悪、跡が残ってしまったり、病院に行かないといけなくなったり…と想像するだけで怖いですよね。
ですから、いたわり充電だけでなく充電しながらのスマホの操作や動画を見るのもセットで避けましょう。
「スマホの充電が遅い場合の原因と対処法」まとめ
スマホの充電が遅い原因やバッテリーの寿命を延ばす方法に関してまとめてきましたが、如何だったでしょうか?
もう一度おさらいします。
- スマホが使用中
- バックグランドで動いているアプリ
- バッテリー自体が古い
- 充電ポートに異常がある
- 電源ケーブルの傷・断線
- 電源ケーブルが高速充電の仕様に対応していない
- 充電器の容量が足りてない
- 充電中にながらスマホしない
- 電池残量は常に20~80%の状態をキープする
長~くスマホを使い続けるために「いたわり充電」と「充電中のスマホ操作禁止」を徹底して行きましょう!